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ある場所に、長年誰にも使われていないであろう廃校舎があった。 誰にも手入れされていないのか、校舎を形作る木材はところどころ腐り始めているようであった。 中の廊下にもたくさんの埃が積もっているようであった。 そんな廊下の上を一人の男が歩いていた。 その男性は気弱そうな雰囲気を醸し出すスーツ姿の老人であった。 彼はしばらく廊下を歩くと、やがて一つの教室の前にたどり着いた。 そしてを開き、その教室の中に入っていった。 「よく来てくれたわね。的場先生」 その言葉は男――的場勇一郎よりも先に教室の中にいた人物から発せられた。 その人物は高校の制服を着た女学生であった。 彼女は机や椅子の無い広々とした教室の奥の辺りに立っていた。 的場勇一郎とその女学生は教師と生徒の関係にあるようであった。 「君かね?私にこの手紙を送ったのは。こんないたずらは止めて、時間ももう遅いからすぐに帰りなさい」 的場は片手に紙を持ちながら女学生に対してそう言った。 その言葉は、あくまで教師として生徒に注意を促すための、優しい言葉遣いであった。 そして、彼が持つ手紙に書かれた内容は、要約すれば以下の通りであった。 『私は聖杯戦争のマスターとして、あなたに決闘を申し込みます』 また、その手紙には時間と場所についても指定されていた。 そして、彼らがいるこの廃校舎こそがその手紙で指定されたとおりの場所であった。 的場はその手紙の内容に従ってこの場所を訪れていた。 ◇◆ 「いたずらなんかじゃありませんよ。私は本気であなたと戦うつもりです」 『!?』 女学生がそう言い終わると同時に彼女の隣に先ほどまで存在していなかった人影が現れる。 それは身体を武者鎧に包み、手には太刀を持った大男であった。 その男こそが女学生のサーヴァントであった。 「な、何だねその人は!?どこから現れたんだ!?」 的場は鎧武者を見てうろたえたような様子を見せる。 「まだとぼけるつもりですか?嘘をついたって無駄ですよ。あなたがマスターであることくらい、もう調べはついているんです。……ていうか、私、あなたがサーヴァントと一緒にいるところを見ているんですよね」 「なっ!?」 「そもそも先生、魔術師じゃないのでしょう?こそこそ動き回っていたつもりだったんでしょうけど、まあまあバレバレって感じでしたよ」 「そ、そんな……」 「それからその右手に巻いた包帯、令呪を隠しているんでしょ?怪我とか言ってごまかすつもりだったんでしょうけど、普通に動かしていましたし不自然だったと思いますよ」 「ぐっ…」 女学生は的場がマスターであることに確信を持っていた。 それに対し、的場の方は女学生の追及に言い返せず、ただ尻込みしている状態となっていた。 「い、いや!私は何も知らないぞ!君の妄想に付き合っている暇はない!」 だが、的場はまだ自分は聖杯戦争に関係ないと言い張るつもりでいた。 「そこの彼が何者かは分からないが、どうせ雇ったマジシャンか何かなんだろう!こんなふざけた真似なんかに付き合わせず、早く帰ってもらいなさい!」 そして、的場はあくまでも自分はただの教師としての発言をするようにしていた。 聖杯戦争なんてものには一切関係の無い、どこにでもいる良心的な教師として振舞おうとしていた。 しかし、彼の言動には確かに焦った様子も見受けられた。 ◆◇ 「はあ…。同じ学校の生徒と教師のよしみで誰にも邪魔されずにささっと終わらせるつもりだったし、何ならサーヴァントだけ殺して先生は見逃すつもりだったんだけどなー。バーサーカー、やっちゃって」 女学生がそう言うと同時にこれまで動きを見せなかった鎧武者のサーヴァント――バーサーカーがついに動きを見せる。 「■■■■■■■!!!!」 バーサーカーは雄叫びを上げる。 大きな咆哮による振動で、教室は全体的に揺らされ、周囲で木がきしむような音も聞こえた。 バーサーカーは今にでも的場の方へと襲いかかりそうであった。 「ア、アサシン!出てくるんだ!!」 バーサーカーが今にも突進しそうな状態になった時、的場は遂に自らのサーヴァントを呼んだ。 先ほど的場が入ってきた教室のドアが再び開かれ、そこから何かが入ってきた。 「ヒィイイイイ…」 『!?』 新たに教室に入ってきた存在は、ひたいに大きなこぶを持つ老人の姿をした鬼であった。 この鬼を目撃した時、女学生はほんの一瞬だが驚かされることとなった。 確かに彼女は的場勇一郎が聖杯戦争のマスターであることを確信していたし、そのサーヴァントの存在にも注意を払っていた。 だけど、こんな近くに居ながらもその存在にこれまで全く気付いてはいなかった。 けれども、それはそのサーヴァントのクラス名を聞けば納得できることではあった。 アサシンクラスのサーヴァントが持つ気配遮断のクラススキル、その効果によりこれまで存在を察知させずに隠れていたのだろう。 しかし、彼女がアサシンに対して驚いた要素はもう一つあった。 (私は一瞬、こいつをサーヴァントだと認識できなかった。それに、前に見た時と姿が違う!?) 先ほどの発言通り、以前彼女は的場がサーヴァントと一緒にいる姿を使い魔ごしに目撃していた。 見つけられた理由は、どうも彼らは戦闘を行っていたらしくその騒ぎを聞きつけて様子を見に行ったのであった。 だがその時、的場のサーヴァントは子供の姿をしていた。 女学生が見た時戦闘は既に終わっていた。 一応、木を操る術を使うところはギリギリ目撃できていた。 そして、鬼のサーヴァントが敵マスターと思しき人間を食べていたところも、的場がそれを見て気分を悪そうにしていたところを彼女は確認していた。 だからこそ、鬼のサーヴァントが老人の姿をしていたことに彼女は驚かされることとなった。 (……でも、私のバーサーカーには敵わない!) 女学生は的場を魔術も知らない一般人であると判断している。 実際その通りであり、魔術師である彼女が的場と1対1で戦えば簡単に勝てるだろう。 例えサーヴァントを手に入れていたとしても、使い魔の運用方法の知識が無ければ力を十全に発揮させることもできないだろう。 それに加え彼女が引いたサーヴァントは凄まじい力を持つバーサーカー。 狂化されているため意思疎通はできないが、その分他のクラスのサーヴァントより高い性能を持つ。 より多くの量が必要となる消費魔力についても、優秀な魔術師の自分ならば問題ない。 そのため、彼女は的場に真正面から勝つことができると判断し、この場におびき寄せることとした。 そして今、最初の目論見通りにサーヴァント同士の戦いが可能な状態へともつれ込んだ。 「バーサーカー!アサシンを狙いなさい!」 女学生がそう叫ぶと同時にバーサーカーはアサシンの方へと向きを変える。 バーサーカーはそのままスピードを付け、太刀を振りかぶったまま突進を仕掛ける。 「ヒィィィ!」 しかしアサシンはその突進を跳び上がることで避け、その勢いのまま天井に到達しそこに張り付いた。 「ヒィィ!痛い!痛いいいぃぃぃ!やめてくれええぇぇ!いじめないでくれええぇぇ!」 だがアサシンは避けたとはいえ無傷では済まず、足に深い傷が刻まれてそこから血が滴り落ちる。 対しバーサーカーは猛り狂ったままその場で先ほどよりも更に足を踏み込む。 そして今度こそ逃がさないと、よりスピードを上げてアサシンへと襲いかかる。 「ギャアアアッ!!」 アサシンはその攻撃に対しても避けようとしたがギリギリで間に合わず、その胴体に太刀の刃が超高速で振るわれる。 そして刃はアサシンの首はまるで豆腐のように天井ごと切断された。 「やった!」 女学生は勝利を確信した。 例え鬼種のサーヴァントだとしても首を斬られては生きていけない。 所詮一般人の的場先生がマスターならばこの程度のもの、魔術師の自分に勝ち目はなかったのだと。 そんなことを考えながら女学生は次に的場の様子を確認する。 しかし、ここで彼女はある違和感を抱くことになる。 (……落ち着いている?) 的場勇一郎は彼女が知る限りでもとても気弱な人物である。 自分を守るサーヴァントが敗北したのならば、もっと慌てふためいてもいいはずだ。 一応うろたえている表情をしているが、女学生が思っていたよりは大きな変化が無かった。 だが、的場にそのような様子は見られなかった。 (……しまった!) 彼女はここで自分が油断していたことに気づいた。 「バーサーカー!私を守 最後まで言い切る前に、彼女の体は棒状の何かで突き刺された。 そして、彼女の体には電流が流れ、そのままその場で倒れてしまった。 ◇◆◇ その時、一瞬で起きた出来事はアサシンのマスターである的場勇一郎自身にも視認できなかった。 だが、彼らの特性から一体何が起こっていたのかについては理解していた。 「カカカッ!"さあばんと"とやらも楽しいのう。あんなでかぶつを儂の団扇であっという間に飛ばせた」 「……儂は腹立たしいぞ、可楽。再びお前とこのような状況になったことが、ではない。我らが"ますたあ"の不甲斐なさに腹を立てているのだ」 「カカッ!それもそうじゃな、積怒」 そこに居たのは、先ほどの老人の姿をしたアサシンではなかった。 若い姿をした二匹の、それぞれ可楽と呼ばれた団扇を持つ鬼と錫杖を手に持つ積怒と呼ばれた鬼であった。 その二匹の鬼の舌には、可楽には「楽」、積怒には「怒」とそれぞれ文字が刻まれていた。 女学生は積怒により体に錫杖を突き立てられ、体をピクピクとさせながら床に倒れこんでいた。 もう、この女学生の命は風前の灯火であった。 先ほどの一瞬で起きた出来事をまとめるとこうだ。 首をバーサーカーに斬られたアサシンはそれぞれ、首だけの方からは体が、体だけの方からは首が新しく生えてきたのだ。 そうやって姿を変えて新しく現れた鬼こそが可楽と積怒であった。 可楽は一瞬の隙を付き、バーサーカーに向けて団扇をあおいだ。 その瞬間、バーサーカーは教室の壁を壊しながら何処かに吹っ飛んで行った。 それと同時に積怒が錫杖を女学生に突き刺し、雷を流した。 「さて、ますたあよ。こうして儂らが出てきたからいいものの、下手したらお前さんはここで死んでいたぞ?」 「貴様のような人間でも守らねばさあばんとの身である儂らは消滅してしまう。儂はその事実がなんとも腹立たしい」 「そうじゃそうじゃ。今回のことは令呪の一画でももらわねば釣りに合わんぞ」 「わ、私の行動が軽率だったことは認める!だけど令呪は待ってくれ!これはまだ切り札として温存するべきだ!」 可楽と積怒はマスターである的場の行動を糾弾する。 怪しい手紙にほいほい従ってしまい、危うくバーサーカーに殺される可能性もあった。 アサシンが助けたのも、ただ単に彼にとっても死んだら困るだけのことだ。 はっきり言ってしまえば、アサシンのサーヴァント――真名『半天狗』にはマスターに対する忠誠心が全く無い。 彼にとって自らの主とは生前の自分を鬼にした鬼舞辻無惨ただ1人だけである。 マスターのために戦うのもあくまで自分が死なないためと聖杯戦争に勝利するためだけ。 もしそういった事情が無ければこのアサシンはすぐにでもマスターを見捨てるつもりだ。 そのため、自分を行動を縛ることになる令呪というものも気に入っていない。 「ハッ、儂は玉壺とは違うが…それもまたよしとしてやろう」 「…今はまだ予選期間だから見逃すが、儂はまだ信用したわけではないぞ。もし貴様が裏切るようなそぶりを見せれば…」 「令呪をもって命じる!バーサーカー!こっちに来なさい!」 『!?』 瞬間、積怒に串刺しされた状態であった女学生が息を吹き返し、右手を掲げながら叫んだ。 その手に刻まれた令呪の紋様から一部分が消失し、それと同時に可楽に吹き飛ばされたはずのバーサーカーが再び教室の中に現れる。 そして、可楽と積怒はそれに対し驚く暇もなくバーサーカーによる太刀の一閃で二匹ともその体を一気に切断されることとなった。 だが… 「……ああ、無駄な抵抗とは何と哀しいことか。儂らがこの程度で殺せぬことは先ほども見ただろうに」 「カカカッ!儂は喜ばしいぞ!こうして儂の出番ができたのだからな!」 切断された二匹の鬼の体は最初の老人姿の時と同じようにそれぞれの切り口から体が新しく生え、更に二匹の鬼に分裂、合計四匹の鬼となった。 「お前のような人間は…せめて即死できるよう儂が殺してやろう」 「カカッ!ならば儂はこっちの相手か!」 「哀」の文字を持つ鬼、哀絶はその手に十文字槍を持ち、それを女学生に向けて構える。 「喜」の文字を持つ鬼、空喜はバーサーカーの方へと顔を向けながら翼を広げ、口を大きく開けた状態となる。 「■■■■■!!」 バーサーカーはせめてマスターを助けようと四匹の鬼たちに襲い掛かる。 だが、その太刀が彼らに届く前に女学生とバーサーカー主従の聖杯戦争は終わる時を迎える。 その最期はあっけないものであった。 空喜の口からは超音波が発せられ、それを浴びたバーサーカーは太刀を振るうこと能わずその場から動くことを止められる。 その間に哀絶は十文字槍を女学生の首元へと突き刺した。 既に瀕死の状態であった女学生はこの哀絶の攻撃により即死、言葉を遺す間もなく息を引き取った。 バーサーカーはマスターの死により一気に魔力供給が追い付かなくなり、少しの間は耐えていたがやがて超音波を浴びている状態のまま現界維持もできない状態となった。 これにより、バーサーカーは教室の中から完全に消滅、後には一人の男と四匹の鬼、そして胴体と首に穴の開いた女子高校生の死体が残されることとなった。 ◆◇◆ 「全く…余計な抵抗で儂らの手を煩わせるとは、何と腹立たしいことか」 「儂はおもしろそうだと思ったぞ。この状況で諦めず戦おうとするとはなあ」 「儂は哀しい…。結局積怒は止めを刺しきれていなかったということだからな」 「哀絶、儂を責めるつもりか?」 「そんなことはどうでもよいではないか。それよりも儂はまた若い女の肉が食べられることが喜ばしいぞ」 「………」 四匹の鬼たちは戦いが終わった後にそれぞれ先ほど殺害した女学生の死体を囲んで談笑している。 そして彼らはその女の骸を喰らい、自らの糧にするつもりでいた。 的場はそんな自分のサーヴァントの様子を教室の隅の方で黙って見ていた。 ◆ (くそっ…!一体いつまでこんな日が続くんだ…) 的場勇一郎は自らの現状を嘆いていた。 的場勇一郎は殺人犯である。 不動高校という学校で起こる学園七不思議になぞらえた殺人事件の犯人『放課後の魔術師』の正体だ。 ※とは言っても、的場自身が本物の魔術師というわけではない。 彼が殺人を犯した動機を端的に言えば、過去の犯罪を暴かれないようにするためである。 30年前、勤めていた高畑製薬が治験の失敗により死亡させてしまった被験者の死体の隠蔽に関わった。 10年前、高畑製薬の犯罪と学園六不思議の関係の真実に気付いた女生徒を死なせてしまい、その死体を隠すために新たに不思議を一つ増やし、学園七不思議を生み出した。 そして彼はいずれ、死体の存在を隠すために自分の生徒を2人殺害、1人に重傷を負わせることになる。 このような表現となっているのは、彼がこの聖杯戦争に連れてこられた時間軸がその『学園七不思議殺人事件』が本格的に始まる前の時のためである。 この世界において、彼は元と同じく高校の物理教師のロールを与えられた。 この世界で暮らしていく中、彼は自分の罪の記憶を取り戻し、同時に聖杯戦争についての知識も与えられた。 そして、そんな彼の下に聖杯戦争で戦っていくためのサーヴァントとして召喚されたのが、アサシン『半天狗』であった。 (どうして私が聖杯戦争を、殺し合いをしなくてはならないんだ…!私はただ、教師として平穏に過ごしたかったのに…!) だが、的場はどうも自分が聖杯戦争に参加することに対して乗り気ではないようであった。 そして、彼がそのようになっている理由はいたって単純なものである。 彼の心の大部分を満たしているのは、いわゆる死の恐怖というものである。 (アサシンはいつ私に牙をむくかも分からない。そしてまた、さっきの子みたいに聖杯戦争を理由に私を狙う者もきっと現れる。いやだ…死ぬのはいやだ!) 的場がこのような思考に陥っているのは、まず彼がアサシンとあまり良い関係を築けていないことが挙げられる。 「ヒィィ…ますたあ…食事は終わりましたぞ。ああ、だけど儂は恐ろしい…このようなことを続けていたら聖杯戦争には勝ち残れませぬ。このままでは儂はますたあを殺し、新たな主を見つけなければなりませぬ」 的場がうずくまっている間に、いつの間にか女学生の死体を平らげていたアサシンは元の老人の姿に戻っていた。 「前回だってそうじゃ。憎珀天がいなければどうなっていたか…」 「うるさい!そんなこと私だって分かっている!これ以上しつこくするなら令呪を使って黙らせるぞ!」 「ヒィィィ…!そんなことはお止めくだされ…!」 このように、的場とアサシンはマスターとサーヴァントとしての信頼関係を築くことはできていない。 これまで生き残れていたのはアサシンが持つ実力や特性、そして運が良かったとしか言いようがないのが実情だ。 アサシンは人間というものを格下に見ているきらいがある。 普段は低姿勢で口では自分が弱者でだと言ってはいるが、その実態は人間のことは全て餌だと思っているように感じられる。 さらに言えば自らの責任をマスターである自分や敵対している相手に押し付けようとする節もある。 的場はそのことに対し自分のことを棚に上げて呆れ、アサシンに対してあまり良い印象を持っていない。 (こんなことはもうたくさんだ…!さっきの子だって、前に戦った奴等だって、私に戦う気がないと分かればもう放っておいてほしかった…!) 的場は心の中でさらに恨み言を呟く。 そもそも彼が持つ願いとは、過去の犯罪が暴かれずに教師として平穏に暮らすこと、 彼にとってはただそれだけの事である。 そしてこの願いは、命をかけて戦うことで叶えたい願いではない。 しかし、マスターとなって聖杯戦争という舞台の上に立っている以上、聖杯を狙うマスター達は積極的に戦いを挑んでくる。 この事実が的場の恐怖を更に増大させる。 そしてこの状況下で唯一頼れるものはいまいち信頼することができていない、常に怯えた態度をとっている鬼のアサシンだけである。 アサシンの強さについてはもう既に分かったことだが、それが何らかの拍子に自分に牙をむくのではないかと思うと不安はより募る。 的場の中にはアサシンが常に表に出しているものと同じ感情、『怯え』が本来の世界に居た時よりもずっと色濃く渦巻いていた。 ◇ だが、界聖杯によって選ばれた彼は、その運命から簡単に解放されることは決してない。 元の世界に残してきた自分の罪の証が見つかるかもしれないことも、 他の聖杯に選ばれた主従が命を狙ってくるかもしれないことも、 自分のサーヴァントが突然裏切るのではないかという予感も、 彼が抱える不安や恐怖からはこの東京にいる限り決して逃れることはできない。 できることと言えば、ただ怯え続けることか、それとも願いのために自分から行動することか、 いずれ放課後の魔術師となるはずであったその男は、どのような道を辿るのであろうか。 【クラス】 アサシン 【真名】 半天狗@鬼滅の刃 【ステータス】 筋力:C+ 耐久:A 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:C 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 気配遮断:A+ 自身の気配を消すスキル。隠密行動に適している。 このアサシンの場合、角の生えた異形の姿を見られてもサーヴァントもしくは鬼だとすぐに気づかれないほどの隠密性を有する。 【保有スキル】 虚言癖:A このアサシンは常に怯えたような態度をとり、自分は弱者だと主張するが、これは彼が生前から繰り返してきた嘘偽りにまみれたものである。 しかしこのアサシンは自分の方が被害者であると思い込んでおり、その主張を言葉だけで崩すことは不可能である。 スキルとしては、精神汚染スキルのように精神的な攻撃に対する耐性を得るものとなっている。 鬼種の魔:A 鬼の異能および魔性を表すスキル。鬼やその混血以外は取得できない。 天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキル。 捕食行動:A 人間を捕食する鬼の性質がスキルに昇華されたもの。 魂喰いを行う際に肉体も同時に喰らうことで、魔力の供給量を飛躍的に伸ばすことができる。 【宝具】 『上弦の肆』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大補足:10人 多くの人間を喰らい、命尽きるその瞬間まで人に恐怖を与え続けた"上弦の肆"の肉体そのもの。 非常に高い再生能力を持ち、急所である頸を切り落とす以外の手段で滅ぼすのは非常に困難。 本来であれば"日輪刀"で頸を落とす必要があるが、英霊の座に登録されたことにより弱点が広範化。 宝具級の神秘を持つ武装であれば何であれ、頸を落として鬼を滅ぼせるようになっている。 しかし欠点として日光を浴びると肉体が焼け焦げ、浴び続ければ灰になって消滅してしまう。 このため太陽の属性を持つ宝具、それどころかただの太陽光でさえ致命傷になり得る。 また、"血鬼術"と呼ばれる独自の異能を行使することができ、アサシンの場合は自分を攻撃させることで様々な分身を生み出す。 基本となる分身は喜怒哀楽の感情から生まれた『空喜』『積怒』『哀絶』『可楽』の四体。 他に生み出せる分身には、積怒が他の三体を吸収することで誕生する「憎」の字を持つ『憎珀天』、本体である小さな「怯」の鬼をそのまま大きくしたような「恨」の鬼が存在する。 生み出した分身のステータスはどれも本体より、筋力に関してはランクがB+にまで上がるが、耐久・敏捷はBにまで下がる。 分身が持つ能力はそれぞれ、 空喜:高速で飛行し、超音波を発する 積怒:雷を放つ錫杖を使う 哀絶:体術に優れる十文字槍の使い手 可楽:突風を放つ団扇を持つ 憎珀天:雷や超音波など喜怒哀楽が持っていた力だけでなく、さらに木の竜を生み出し操る力を持つ 恨の鬼:巨大化したように見せかける擬態で、日光から身を守る肉の鎧の役割も持つ といった様になっている。 喜怒哀楽の四体の分身たちは本体と違い頸を斬られても滅ぼされたりせず、攻撃されることでさらに分身できるが、分身の数が増えるにつれ一体一体の力は弱くなっていく。 また、本体と同じく再生能力も持つが、舌を傷つけられた場合は再生能力は落ちてしまう。 ちなみに、本体はとても小さく野ネズミ程の大きさしかない。その分、隠れられると発見は困難なもととなる。 【weapon】 血鬼術により生み出す分身 【人物背景】 鬼舞辻無惨配下の精鋭、十二鬼月の一人。 常に何かに怯え、か細い悲鳴をあげて周囲には無害な老人のような印象を植え付けようとする。 人間だった頃は目が見えないと嘘をつくことで周りの人間を自分に対して親切にさせ、盗みや殺しといった悪事を繰り返してきた。 やがて奉行所に捕まり、罪を暴かれ、打ち首が決まったところで鬼舞辻無惨により血を与えられ鬼と化した。 鬼となってからは、何度も窮地に追い込まれるたびに己の身を守る感情を具現化・分裂する血鬼術を用いて勝ってきた。 このため、追い込まれれば追い込まれる程強くなる鬼だとも称されている。 【サーヴァントとしての願い】 自らの蘇生、及び自分が弱者であり絶対的な被害者であることを示したい。 521: 的場勇一郎&アサシン ◆5IjCIYVjCc :2021/07/13(火) 19 24 40 ID .BYa7PMg0 【マスター】 的場勇一郎@金田一少年の事件簿 学園七不思議殺人事件 【マスターとしての願い】 自分の罪が暴かれないままで平穏な教師としての日常に戻りたい。 【能力・技能】 自らの突発的な犯罪を隠し通すためのトリックを咄嗟に思い付くほどの発想力。 自分に都合のいい大嘘の噂を信じ込ませることができるほどの演技力。 ※なお、この部分の記載は「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」における設定も含んでいる。 【人物背景】 不動高校に勤める物理教師。ミステリー研究部の顧問でもある。 しかしその正体は劇中時間から30年前に新薬の人体実験で被験者を六人死亡させてしまった高畑製薬の元研究員である。 被験者たちの死体は当時建設中であった研究所に死体を隠し、その研究所はやがて不動高校の校舎となる。 的場はそこに隠された死体が発見されないようにするための見張り番として教員となり、死体の場所から人を遠ざけるために学園六不思議の噂を流した。 しかし、10年前には青山ちひろという女生徒に六不思議の真相を知られてしまい、(故意ではなかったが)その青山ちひろを階段から転落させ、死亡させてしまう。 その後は青山ちひろの死体も校舎の中に隠して噂も新たに流し、学園七不思議を誕生させた。 この聖杯戦争においては学園七不思議殺人事件を起こす前の時から連れてこられている。 社会ロールには元の世界と同じく高校の物理教師の役割が与えられている。 【方針】 最後まで生き残る。なるべく戦いたくない。
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APO/S53-104 カード名:ぷち黒のアサシン カテゴリ:キャラ 色:青 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 パワー:7500 ソウル:1 特徴:《サーヴァント》・《霧》 【永】 このカードのバトル中、すべてのプレイヤーは『助太刀』を手札からプレイできない。 【永】 舞台のこのカードのレベルを-1。 潰しやすいところから潰すのは常道でしょう? レアリティ:PR Fate/Apocrypha収録 18/05/24 今日のカード
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暗号名《暁月》 種族:アーヴェス族 性別:男性 所属:夜明けの鴉 容姿:鳥の足と手の周りの羽毛、背中にも大きな二対の黒い鴉の羽を持つが詳しいことは不明 服装:黒服 詳細:夜明けの鴉創設初期メンバーの一人 本名は残っておらず暗号名は暁月 ほとんど詳しい情報は消えてしまっているが、鴉系のアーヴェス族で、残っている文の字は基本的にきれいかつ、言葉遣いも丁寧 しかし、主やその身内の危機、死亡の際の文に関しては言葉遣いが乱れ、字も乱雑になっている また、伝令鴉よりも何倍も速く飛ぶ事ができたため、急ぎの知らせは敵攻撃をひらりと躱しながら敵の目をくらませて本国へ運んだこともあるようである
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書籍情報 あらすじ 既刊一覧 書籍情報 タイトル 暗号少女が解読できない 著者 新保静波 イラスト ぐらしおん 出版社 集英社 レーベル スーパーダッシュ文庫 備考 Web版タイトル「沢渡さんは暗号少女」(2012年 03月削除)「第11回スーパーダッシュ小説新人賞」大賞受賞 あらすじ 転校早々、自己紹介で大失敗をし、クラスで孤立してしまった少年・西村。孤独と戦う彼に唯一話しかけてくれた美少女・沢渡遙かから突然の告白と共に渡された手紙。そこに書かれていたのは愛の言葉……ではなく、なんと暗号文! 男子生徒憧れの存在・沢渡さんは暗号に情熱を傾けるちょっと(?)不思議な女の子だったのだ! 沢渡さんの手に掛かればパンツだって暗号になる!? そして西村は謎だらけの暗号少女の心を解くことができるのか!? 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ 暗号少女が解読できない 2012年 10月25日 文庫 978-4-08-630701-7 650円 DXデジタル Amazon honto 書籍データ
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失われた記録 本編現代編の「失われた記憶」と同じ一人称FPSパズル。 ルーシーと被験体16号の秘密がちょっとだけ分かる。 トゥルーエンドを見るには記憶の断片をすべて集めた上で示された場所(Memory5)に行ってクリアすればよい。 失われた記録記憶の断片 記憶の断片 記憶の断片は、近くにある場合宝箱と同様のキラキラという音がするため、よく注意すれば簡単に発見できる。 Memory1最初の上下に動く床の途中から進行方向を見て正面右。上から落下して取る。 Memory2穴から落下した先の小部屋。□でブロックの消し方が表示されるあたり。 乗ってはいけない床の先の右奥の壁の裏。 3本レーザーがある細い通路を抜け、細い柱がたくさんある部屋の左上奥。 アサシンマークが並ぶ最後の部屋の中央最奥上方。飛び降りるとメモリーが終わってしまうので注意。 Memory3最初の方のブロックが消されるエリアが交互にある広い部屋。入り口近くの右上方。さらに上の梁までブロックを積み、そこに飛び移りそこから飛び降りる。 警告音エリアの後。4本のレーザーが斜めに動きながら照射されている所の上方の梁の上。 ↑の場所からジャンプで渡る所の左上。そのまま左上にジャンプで乗るか、一度渡ってから狭い所にジャンプで乗る。 Memory4左右に流される先の梁の上。音に気を付けていれば簡単に見つかる。 アニムスに入り、広めのホールの正面右側の通路を通って左に世界地図が見える、正面にレーザーのある所に入ってすぐ左手前上部。 たくさんのブロックで遮断できる黄色いレーザーが並んでいる所の裏の上方。音に気を付けていれば問題ない。 スイッチ起動後下に降りて少し進み「リンゴ」の話が出る辺りの狭い通路途中上方。音に気をつける。両側にフィレンツェ?が見える橋のところの手前。 Memory6最初のスイッチを押すところの手前のエリア。スイッチを押して帰る時に見て左奥。 中央に穴があり、レーザーとスイッチが見える大きめな部屋の右奥の柱の裏。 上述の穴のスイッチがあるフロアのスイッチと逆側。 スイッチ手前に黄色い遮断できるレーザーが縦に並んでいる細い道の上。スイッチを起動してから取る。 Memory7船着き場から進行方向とは逆(右側)の高い所に見える。ジャンプで取りに行く。 壁が青いエリアに入って2つ目の部屋。右側のブロック状の壁の上。 四角い壁や箱が飛んでいる吹き抜け状の場所を上に抜け、レーザーがある幅の広めの橋の下。 レーザーの網を縦に抜けていく場所を過ぎ、右にスイッチの見えるレーザーだらけのホールの手前の上部。
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583 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/09/10(月) 13 40 48.75 ID ??? バーニィ「ごめんな、掃除を手伝わせちゃって」 アル「いいよ。それでも来たいって言ったの僕だしさ」 バーニィ「それじゃあ、ジュースを入れてくるからちょっと待ってろよ」 アル「はーい」 はらり アル「ん?この紙、なんだろう……?」 シュウト「それで、書かれてた事を覚えて帰ってきたの?」 アル「うん。不思議な言葉だったからつい、ね」 シュウト「それで、何て書いてあった?」 アル「ちょっと待ってね、今書くから……」 我らが森の囲い場は 注ぐカクテル喉に受け 学びの鐘は耳を透く 始業の時を逃げ出して 林飛び越えその裏へ シュウト「よく分からないけど、何かの暗号みたいだね」 アル「うん。お宝のマークが掛かれてたから、間違いないよ」 シュウト「お宝!?」 アル「きっとすごく強いザクがあるに違いないよ!ねえシュウト、明日探してみようよ!」 シュウト「ううん、でもバーニィさんに悪い気がするなあ……」 アル「探してみるだけだから、きっと大丈夫だって!」 584 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/09/10(月) 13 41 48.46 ID ??? 翌朝… シュウト「よーっし、頑張るぞ!」 アル「昨日は乗り気じゃなかったのに今日はやる気だなあ」 シュウト「だって謎を解き明かすなんておもしろそうじゃん!」 アル「それじゃあ、さっそく解いていこう! ……って、見れば見るほど謎だよね」 キャプテン「学びの鐘があるから、学校の近くである事は間違いないのだが……」 シュウト「この森って、学校の近くの森だよね。林を飛び越えて、って書いてもあるしね」 アル「じゃあ……エコールの近く?あそこ、近くに大きな森があったよね」 シュウト「でもカクテルって?」 アル「お酒屋さんかな?でもバーニィ達、未成年だし……」 キャプテン「だが、書いてあるという事は何らかの意味があるという事だ」 アル「とにかく、行ってみよう!」 ででーん アル「地図だけ見ても広い森だね……ジョギングで1周1時間半だって」 キャプテン「この森を捜索するだけで今日が終わる確率、78.391%」 シュウト「ううん……もう少し考えた方がいいかな……」 シン「お、シンの所の弟じゃないか」 アスナ「ねえねえ、地図持って何してるの?」 アル「今、お宝の暗号を解いてるんだけど、ちょっと分からないんだ」 アスナ「ちょっと見せて。へえ……さっぱり分からない」 エミル「だいたい暗号なんて書いた人たちだけで分かる様に作ってるんだから」 エリシア「そういう事は言わない……私も分からないけど」 シン「なあ、始業の時を逃げ出して林を飛び越え、ってあるんだから、これを書いた人の学校の近くなんじゃないか?」 シュウト「そう言われれば……バーニィさんの行ってた学校って……」 アル「あそこ、だよね!キャプテン、地図出して!」 キャプテン「ああ」 585 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/09/10(月) 13 42 50.07 ID ??? アル「……森、無いね」 シュウト「うん。森どころか飛び越える林も無いね」 シン「そうか……ごめんな」 アスナ「わたし、1つ思ったんだけど」 エリル「何?」 アスナ「授業をサボるのに、わざわざ学校も出るの必要あるかな~って」 エリシア「そう言われてみれば確かにね」 アル「じゃあ、この森って……学校の中!?」 シュウト「行ってみよう!ありがとう、お姉ちゃん!」 エリシア「これくらい別にいいわ。お宝を見つけたら報告してね」 アスナ「なんであんたが偉そうなのよォ~!?」 アル「という訳で到着したよ!」 アスナ「大会で学校が開いてて良かったー」 シュウト「って、なんでアスナお姉ちゃんも一緒なのさ」 アスナ「だってお宝よ!ワクワクするじゃない」 キャプテン「しかし、学校に到着したは良いが……」 アル「森、って言ってもたくさんあるよね」 アスナ「さすがに訓練場は外してもいいけど、それでも多いよね」 シュウト「せめて学校の地図があれば……」 アスナ「じゃーんっ!そう思って、家から持ってきちゃいました!」 アル「なんであるの!?」 アスナ「学園祭の時の地図が取ってあったの。偉いでしょ?」 アスナ「えーっと、林って表記は全部森でいいわね。林が続いてるところは……」 アル「ここかな?丸い林を道がぐるって囲んでる」 シュウト「でも囲ってたり、授業から逃げるって感じしないよね」 キャプテン「ああ。来客用駐車場の側だからな」 アル「それじゃあここじゃない?ちょっと広いけど、校舎で囲まれてる」 キャプテン「だが、そこは単独の森だ」 シュウト「キャプテン、僕思ったんだけどさ、森と林って最初と最後でしょ。 これは暗号だから、まず森を見つけた方が良いと思うんだ」 キャプテン「!」 アル「とにかく行こう!そうすればきっと、林の意味も見つかるよ!」 586 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/09/10(月) 13 43 30.72 ID ??? シュウト「着いた!」 アル「林って言っても木がそんなになくて、ちょっと広場みたいだね」 シュウト「真ん中は芝生だもんね」 アル「ここならザクも隠せそうだね」 アスナ「ザク!?そんなもの隠してるの?」 アル「たぶんだけど……」 キャプテン「何を隠しているにしても、次の暗号を解かなければ。 『注ぐカクテル喉に受け、学びの鐘は耳を透く』か」 アル「前が大きな場所だったから、次は小さな場所だよね」 キャプテン「文もこの場所で区切る事が出来る。宝探しの起点を示す確率、69.234%」 アル「でも……」 シュウト「後ろはともかく、前半は全然関係無さそうなんだよね……」 アスナ「本当にカクテルを飲むわけでもなさそうだしね……」 キャプテン「耳を透く……通り抜ける、という事だろうか」 キーンコーンカーンコーン♪ アル「わっ、チャイムが鳴った」 アスナ「ここからだと良く聞こえる。方向まで分かっちゃうね」 シュウト「方向?それだ!」 アスナ「?」 シュウト「この耳を透くって、方向を表してるんだよ!だからきっと、チャイムが横になるんだ」 アスナ「じゃあ、だいたいこっちの方って事?」 キャプテン「もっと正確だろう。この地図によればチャイムはこの場所から流れている。 それに対して90度になる方向は……」 シュウト「たくさんあるよ」 キャプテン「……そうだな」 587 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/09/10(月) 13 44 21.87 ID ??? アル「やっぱりこのカクテルを解かないと」 アスナ「近くにバーでもあるのかな?」 キャプテン「いや、それらしいものは見当たらないな」 アスナ「……」 シュウト「アスナお姉ちゃん、倉庫の隙間から何見てるの?」 アスナ「今、うちの野球部が練習試合やってるからちょっとね……」 アル「本当だ。ここからじゃ電気の塔しか見えないけど」 キャプテン「電気の塔……そうか、カクテルの謎が解けたぞ!」 シュウト「本当、キャプテン!?」 キャプテン「ああ。マスターがあの明かりはカクテル光線と言っていた。つまり……」 アル「カクテルって、あの電気の事だね。それを喉に受けるって事は……」 シュウト「真正面って事かな?」 アスナ「ここってちょうど電気の真正面だよ」 キャプテン「なら、間違いないだろう。隙間の延長線上から90度の線上に、チャイムが来る場所……ここだ!」 シュウト「すごい!これであとちょっとだね」 アル「あとは、林を越えてチャイムから逃げれば……」 キャプテン「しかし、この方角は校舎にぶつかってしまう」 アスナ「ちょっと待って、この始業の時って、別の方向を指してるんじゃないかな」 アル「別の方向?」 アスナ「うん。MSに乗ってると、時間を方角で表すの。始業の時だと……何時?」 キャプテン「朝のHRを除けば、授業の開始時刻は9時とデータにある」 アスナ「じゃあ、こっちね」 シュウト「ようやくここまで来たね」 アル「最後に、林飛び越えその裏へ……どこまで?」 アスナ「さあ?こっちの方角って、延々林が続いてるし……」 シュウト「それだけ動いたら、ずれちゃうよね」 キャプテン「ここまで来て行き詰った確率、43.907%」 アル「あとちょっとなのに……」 もうちょっと続きます 589 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/09/10(月) 15 25 36.60 ID ??? √ここまで辿り着いた事は褒めてやろう。だが、やはり最後は無理か。 アスナ「え?誰か何か言った?」 シュウト「ううん、何も言ってないよ?」 √漢字がそのままの意味を成すとは限らないな。 アスナ「また!何か聞こえた」 アル「本当!?」 √林という字は、何から出来ているかな? アスナ「林って字が何から出来ているか……えっと……」 アル「2本の木?」 シュウト「それだよ!木、木を飛び越えその裏へ!2本目の裏だ!」 アスナ「ところで、掘るものあるの?わたし、持ってくるの忘れちゃった」 アル「ウッソ兄さんからスコップを借りたから大丈夫だよ」 シュウト「もうひと頑張りだね!」 キャプテン「学校の敷地を勝手に掘ってよいのだろうか……」 アスナ「平気平気、いざとなったらわたしが責任取るから」 キャプテン「部外者なのにか?」 アスナ「う……なんとか頼み込むから安心して!」 そして…… カツンッ アル「何か当たった!」 シュウト「本当だ!アル、丁寧に掘るよ」 アスナ「ちょっとずつ見えてきたね」 キャプテン「どうやら、金属の箱のようだ」 シュウト「何か書いてある。えっと……」 ???「お前達は良くやったよ。だが、宝探しはここで終わりにしてもらおうか」 アスナ「え?この声は……」 590 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/09/10(月) 15 26 38.98 ID ??? 学校の職員室にて… アスナ「きれいサッパリ埋め戻しました!」 シュウト「勝手に入って掘ってごめんなさい……」 ハマーン「何、最後に助言したのも私だ。これで懲りてくれれば良い」 アスナ「やっぱりあの声は、ハマーンさんのだったんですね」 ハマーン「ああ。少し、懐かしい思い出に浸らせてもらった。 大方、コウかバーニィの部屋で暗号を見つけたのだろう?」 アル「あはは、大当たり……あの箱って、何が入ってたんですか?」 ハマーン「今19歳の奴らが卒業した時に埋めたタイムカプセルさ。 成人式の日に来て、開けると言っていたな」 アスナ「なんだかロマンチックですね」 ハマーン「そんな上品なものじゃないさ。なにせ問題児ばかりを集めて、私に押し付けたクラスだったからな。 だが、私も含め結束はどこよりも強かった」 アスナ「そういえば、魔の○○年組って聞いた事あるかも……」 シュウト「ねえ、何を埋めたんですか?僕達も……埋めるかもしれないし」 ハマーン「色々さ。クラスTシャツに塗ったガンプラや、どこで手に入れたか生まれ年の酒を埋めた奴もいたな」 アル「ふうん……」 ハマーン「そうだ、1つ教えてやろう。暗号に始業の時を逃げ出して、という言葉があるだろう?」 シュウト「うん」 ハマーン「あれを逆に辿り、ぶつかった校舎の壁を登った2つ目……2階の窓の正面が、あいつらのいた教室だよ あいつらはあの広場で遊び、そしてあの窓から逃げていたのさ」 アル「いい話だったね」 シュウト「うん。ハマーンさんも、話してるときなんか楽しそうだった」 アスナ「私もエコールに何か埋めちゃおっかなー」 アル「うん、絶対したほうがいいよ!」 アスナ「それにしても疲れた~。こういう時はウニアイスよね、お姉ちゃん奢っちゃうよ!」 シュウト・アル「「え~!?普通のでいいよ~!!」」 終わり
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誰だと思う? カラ松さ 眉の角度が鋭いだろ? なんといっても次男 責任はないし自立もしない 最後まで実家から離れないぜ~ まぁ 同じ服が六着はないよなぁ… 今この瞬間を楽しもう 俺に会えてよかったなぁ この出会い それが奇跡! 男の六つ子と女の六つ子 ゲームにならないだって? ふっ 確かに同じカードだからな だけどハートの数字をみろよ 運命のカードの中で選ばれし者が俺 君が選ぶのも 俺だろ? 働かない我が人生 セラヴィ! ◆ 世界がもう少し自分に優しければいいのに。 ナイスガイなロンリーオンリーウルフ、俺、松野カラ松はふと、そんなことを願った。 何時もの俺らしからぬ思考ではあったが、無理もない。 六つ子の中で俺だけが、何と言おうか…何時もの如く不運だった。 六つ子の中で彼だけ梨を食べられなかったり、 ダヨーンに容赦なく爆破されたり、 チビ太に丸坊主にされたり、 病気に苦しむブラザー達のために最上級で最高級な雪解け水を届ける前に風邪がぶり返したり、 最近では、我がたった一人の兄であるおそ松にホ○だと誤解されたりもする。 どう考えてもおかしい 俺達六つ子は全員同じ地平、チビ太の言う様に底辺に立っているのではなかったのか。 地下の底。そう言えばダークでシックな雰囲気。この俺のイメージにもあっている。 ついでに、四男である一松は何時も俺に手厳しいが、これは彼なりの愛情表現だろう。 今日の俺と一松の会話は「クソ松は今日もクソ松だな」だった。 会話になっていない、と言うのは禁句だ。 ブラザー達、及びカラ松ガールズ以外の存在には俺が理解され難い存在であることなど等に分かっている。 そんな俺だからこそ、他人との間に一線を引いてしまう一松の気持ちは分かっているつもりである。 俺の様な存在への救済として、ノーベルカラ松賞を創るべきなのだ。 ブラザー達に悪感情だと抱くはずもない。 何故なら俺たちは兄弟なのだから。 だが、もう少し…もうほんの少しだけブラザー達が俺の発言を聞き入れてくれればそれで満足なのである。 そんな俺が、聖杯戦争と言うデンジャー且つハタ迷惑な催しに招待されてしまったらしい。 フ、困ったものだ。聖杯は余程俺に会いたいと見える。俺はハタ迷惑は御免なのだが。 最早聖杯すら、カラ松ガールズの一員と見ていいだろう。 屋根に上りギターを構えスカイを仰いでいた俺は視線を外し、傍らに佇むサーヴァントを見た。 その男は着古したコートを纏い、斜めに傷が奔った精悍そうな顔を引き締め俺ではないどこかを見ていた。 この貌…俺は知っている! 「始まったのか……遂に」 男は驚いたような表情をして俺を見た。 今にも凄ェ!と俺を称賛してきそうな顔だ。 俺も思わずでかした!と返してしまいそうになる。 此奴はブラザー達ではないが決して俺を無視しない。 話が通じているかは別問題ではあるが。 「あぁ……始まる」 「フッ、回りだしたか…運命の歯車。ディスティニー・ギア 己を高める戦い…聖杯戦争」 「……それで、お前はどうするつもりだ?」 「フ、決まっている。ノープランだ!」 サングラスを外し、サンシャイン…を浴びる俺はほくそ笑む。 すると傍らの男から奇妙な音が聞こえた。 キュルキュルと何かの筒のふたを開けるような…そんな音だった。 続いて、カポッと、何かが外れる音。俺は思わず男を見る。 すると、俺の首筋には鉈の様なククリナイフのような無骨な刃物が据えられていた。 ―――ナイフ? 「ひいいいいいいい!な、何をするんだアサシン 俺は確かに無意識に周りを傷つけてしまうイタイ男と呼ばれるが、 刃物とお近づきになろうとするほど飢えちゃいないぜ」 「俺は聖杯を獲らなければならない。お前には、その覚悟があるのか」 男は…アサシンはそうやって俺に問う。 納得のいかない答えならば、その義手の刃は俺をたやすく切り裂くだろう。 本来ならば刺される事は慣れているような気もするが、ここでは異常にその事実が恐ろしく思えた。 何かおかしい、普段の俺ならばひいいいいい!などと無様な悲鳴も上げないような気もした。 緊張で、のどが渇く。張り付いたようだ。 咄嗟に、俺がここで死んだらブラザー達はどう思うだろうと夢想する。 ………あっさりと流される図しか浮かばなかった。 死んだ事すら、気づかれないかもしれない。 だが、それでも。 ―――カラ松はそれでいーんだよ。周りの感覚がバカになればいいんだ――― 屋根から見渡せる景色の端に、パチンコ屋から出てくるおそ松が見えた。 河原では十四松が一松を使って素振りしているのが見えた。 チョロ松はハロワに行くふりをしていたが、アイドルのライブのチケットが鞄に入っていたのを俺は知っている。 トド松はまた懲りずにバイトをしているらしい。 六人みんな揃って一生全力モラトリアム。明日も昨日も怠惰なよいこ達。 あいつ等が俺をどう思おうが、あいつ等には、俺が必要なのだ。 ハアハアといつの間にか息遣いが荒くなっていた。 かすれた声で返答を絞り出す。 「俺は…生き残る……」 それが松野家次男松野カラ松ではなく、カラ松ができた唯一の答えだった。 そして、それは功を奏した。 「悪かったな。脅かして、だが必要なことだった。 ……兄弟は大切にしろ」 アサシン―――宮本明はそう言って俺に背を向けると、霊体化し姿を消した。 もう、その気配は伺えない。 それでも、消え去るその刹那…何か兄弟と言う言葉に凄絶な思いを抱いている。 そんな気がした。 いけない。これ以上いけない。 アサシンと言う男。アサシンから聞かされた聖杯戦争。殺し合い。 その雰囲気に呑まれて俺らしくなくなっている様な気がする。 これでは全国数百万のカラ松ガールズを失望させてしまう。 「フッ、まともではない戦い。まともではない試練。 俺に相応しい……バーン!」 これでよし。 ◆ 俺は救世主などではない。 元よりそんな呼び名に執着はないが、本土の人間たちは俺をそう呼んでいた。 だが、俺は師匠も親友も、心を寄せた女も、兄貴さえ生かすことが出来なかった敗残者だ。 彼岸島を離れた、本土でさえも死守できなかった。 そして、兄を手にかけた俺が、何の因果か一人の兄と四人の弟を持つ男が俺の主となった。 その事実は皮肉ですらある。 だが師匠たちの遺志を継ぐには、聖杯に頼る他、選択肢などありはしない。 万能の願望気に願いでもしなければ―――人が、日本を取り戻すなどもう不可能だろう。 故に、必ず聖杯を手にしてみせる。 吸血鬼を、根絶してみせる。 東京タワーを仰ぎながら手にした丸太を、俺は強く握りしめた。 【クラス】 アサシン 【真名】 宮本明@彼岸島 【属性】 中立・中庸 【パラメーター】 筋力:B 耐久:A 敏捷:B 魔力:E 幸運:D 宝具:C++ 【クラススキル】 気配遮断: B 数多の吸血鬼や邪鬼、蚊の大群をもやりすごしたという逸話から。 サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 【保有スキル】 戦闘続行:B 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 無窮の武練:C 常人の数倍の腕力を持ち尋常ではない耐久力を誇る吸血鬼数十人を瞬殺するほど いかなる戦況下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。 また如何なる物でも武器として使いこなせる技巧も含む。 頑健:C 催眠ブレスを吐く混合血種(アマルガム)である邪鬼を見事打倒したという逸話から。 対毒を含み、耐久力も1ランク向上させる。 【宝具】 『丸太』 ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大補足:1~20 彼の主戦場であった彼岸島でのメインウェポン。 ある時は吸血鬼や邪鬼を打ち倒す武器として、ある時は落下する明の救世主として、 またある時は本来の使い方でもある攻城兵器として彼を救ってきた。 その逸話から対化け物、とりわけ吸血鬼にはより強い威力を発揮する。 また、攻城兵器としての側面もあるためか陣地破壊の力も備えている。 マスターもこれを振り回せば中級の使い魔程度ならば一蹴することが可能。 ただし、使用の際にはアサシンの所持の確認と鼓舞が必要。 一説にはアーサー王のエクスカリバーと同等とも、世界樹の枝からできているとも語られている。 【weapon】 義手の仕込み刀と一本の無銘の刀。 【サーヴァントとしての願い】 吸血鬼の根絶。 【人物背景】 彼岸島にて吸血鬼と戦い続け、そして仲間を喪い続けてきた数奇な運命の青年。 奮戦虚しく遂に勝利できることは無く、吸血鬼の首領は日本を占領した。 そんな絶望の中でも彼は諦めず、意志だけを抱き、生き残りの人間に救世主と崇められながら吸血鬼の根絶を目指し戦う。 例え、嘗ての仲間を手にかけても。 【マスター】 松野カラ松@おそ松さん 【マスターとしての願い】 生き残る。 【weapon】 クソダサい服装。 【能力・技能】 存在が痛い。 【人物背景】 松野家の一卵性六つ子の次男。 所謂中二病でよく他の兄弟で相手にされないことが多い。 実はガラスのハートで、中二なキャラもたまに剥がれる。 他の兄弟より比較的温厚だが次男だから責任はないし自立もしない、最後まで実家から離れないなどと宣っており、彼もとどのつまりダメ人間である。 一応、聖杯戦争が殺し合いであることはアサシンから聞いているが、兄弟がレプリカだとはまだおぼろげにしか気づいていない。 【方針】 とりあえず生き残る。 時系列順 Back missing Next 二宮飛鳥&アサシン 投下順 Back missing Next 二宮飛鳥&アサシン 候補作投下順 Back 出張の時間 Next 霊烏路空&キャスター 『おそ松さん』の候補作品 末弟&悪魔の妹 十四松とセイバー この世に要るのは善い子だけ SCP-020-JP&ライダー Character name Next→ 松野カラ松 000 Welcome to Tokyo crazy world! アサシン(宮本明)
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大都会暗号マップ事件 事件発生場所 あらゆる場所 事件発生時刻 あらゆる時間 凶器/遺留品 なし/金貨 被害者 少年探偵団(灰原除く) 加害者 イタリアの強盗団 {被害者と加害者 なし の関係} トリック 暗号はネオンサインを意味しているもの。それを順に辿っていけば お宝が見つかる。 罪名 殺人未遂罪、窃盗罪 担当刑事 なし 探偵 少年探偵団(灰原除く) 名前 コメント
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属性 貫 色 赤 アクション属性 斬衝 アクションAP +300 LBX アサシン アサルトAR3 Lv0 1000 Lv2 1400 Lv4 1800 第1弾 ウエハースで登場したアサシン。 標準的なステータスを持つ。 収録パック第1弾 ウエハース R
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左右の手に装備した双剣を自在に操り、身軽な動きで敵を翻弄する。 相手に反撃の機会を与えない連続攻撃を得意とする。 スキル一覧必要Lv スキル分類 スキル名 説明 - アクティブスキル 鬼突 荒れ狂う風のような鬼神の一撃。 前方に突撃し敵を葬る。 - アクティブスキル 眠煙雷 時限式の睡眠地雷を設置する。 睡眠煙を浴びた敵は一定時間行動不能になる。 - パッシブスキル 殺意の天啓 紡がれる血の舞が自身の力を高める。 コンボ200以上でステータスアップ。